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  宇宙戦艦ヤマト2 見た後に
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 宇宙戦艦ヤマト2


   第25話

   見た後に

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宇宙戦艦ヤマト2 見た後に


宇宙戦艦ヤマト2を全て見た後の感想です。

宇宙戦艦ヤマト2の基本は、愛のありかたを深く描いた作品といえるでしょう。
宇宙を舞台にしたスケールの大きさもポイントといえるのですが、このあたりは既にSF映画でよく使われていましたね。
逆に真似した部分も目立つので、あまり大きなポイントとはいえないでしょう。

今回のヤマトでは、前回よりも人類愛、そして恋愛の美しさを最大限美しく描くことに重点を置いているのです。
宇宙の危機を知って無理を承知で強引に旅立つ古代たちの愛、島への愛に目覚めるテレサ。
定番ともいえる?古代と雪の恋愛も絡めつつ、愛に目覚めるデスラーも大きなポイントです。
地球以外でも、愛という概念は通用することを教えてくれます。

斉藤の最後の男気も愛のひとつの形と言えますし、地球とヤマトに為に身を犠牲にするクルーたちも同様です。
さらに古代と雪は、最後の特攻で地球を救う道を選ぼうとします。
この特攻が第2次世界大戦と異なる最大のポイントは、特攻することで確実に地球を救うことができる点です。
勝てないことが濃厚な状態での特攻は悲しみを増すだけですが、確実に勝つ為の特攻であれば、まだ救いがあります。
子供を救う為に身を犠牲にする親の行動とも、言い換えることができるでしょう。

ただ、納得しづらいことは、テレサの最後の行動でしょう。
映画版と違って、次回に続けるために古代やヤマトを破壊できなかったという事情はあるようですが、それ以上に話が通じません。

島を生かしたいだけなら、そのままテレザリウムにいればいいことです。
わざわざ地球を救う為に、古代の代わりに死ぬことはないはずです。
逆に自分たちの力で生き残ったことにならない地球にとっては、生き残ること自体が与えられたものになってしまうはずなのです。
与えられる愛を否定する作者の考え方に反しますし、与えられ方自体にも納得しづらいという問題点を含んでいるのです。

それでも愛の描き方には、感動的なものがあります。
実際に上手い表現がありますし、感動できる部分が非常に多くなっています。
疑問を感じずに感動できる部分は、上手く描かれていますし、大切な考え方といって良いでしょう。
逆にちょっとでも疑問を感じたら、愛の本質を考えてみると、矛盾点も見えてくるようです。


矛盾点といえば、宇宙の原則や物語の設定を無視しているところは相変わらずですね。
いつの間にかガミラス人は、地球の空気で生きられるようになっています。
大きさに関してもシーンごとにばらばらですし、目に見える状態でワープより速いスピードで進んだり、驚くことばかりです。

それ以上に物語の展開に魅力があるので、矛盾点が気にならないという点がポイントといえるでしょう。
部分的には当時話題だった映画が入ってきていますが、彗星の中に都市があるアイデアや、都市帝国から出現する戦艦など独創的な内容も多く見られるのです。

ストーリーの為に、無理に話題の科学用語や半端な知識を活用しているという印象も受けます。
その意味では、商業的といえるのかも知れません。
しかし、そんな部分を感じさせないストーリー展開の面白さを持っているのです。


道徳的な内容としては、前回ほどではないにしても、良い考え方が含まれているといえそうです。
序盤でアンドロメダに航路を譲らない古代の姿は、若くて職位が低くても正しい意見は正しいことを改めて教えてくれます。
命令に背いても、正しいと信じたテレサのメッセージで出発を決めたヤマトのクルーにも当てはまります。
正しいことを行うには勇気が必要なことを教えてくれているのです。

悪いと思いつつ自己の利益に走る何処かの社長や官僚に、一番欠けている道徳観念ともいえるでしょう。
ただ、中盤以降は愛を描くことが中心となったために、道徳的な部分が弱くなってしまいましたね。


ストーリーの面白さの中に、愛のありかたを感動的に最大限盛り込んだところが、ヤマト2の面白さの源です。
愛に表現が移った分だけ、道徳的な部分が少なくなってしまいました。
いろいろな愛を感じつつ物語として楽しむことが、ヤマト2を最大限に楽しむポイントといえるでしょう。
間違っても、私のように細かい部分に目くじらを立ててはいけません?






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