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宇宙戦艦ヤマト 見た後に 昔のアニメ再発見 は昔に見たテレビアニメを 現代の視点で楽しくまじめに再検証します。 |
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「昔のアニメ再発見」では DVDやブルーレイで楽しめる 懐かしのアニメを、 現代の視点から楽しく検証します。 |
宇宙戦艦ヤマト 見た後に 宇宙戦艦ヤマトを全て見た後の感想です。 宇宙戦艦ヤマトの基本は、与える愛と愛を貫くこと、そして独創的な宇宙観でしょう。 ヤマトでは、愛の描き方が前半と後半では、かなり変わります。 宇宙戦艦ヤマトの前半では、原生生物など生き物全体に対する愛が中心に描かれます。 波動砲を現代の原爆のような必要悪として描き、原生動物の保護を強く意識させます。 生き物が大量虐殺されたことで、戦いを決意するシーンすらありましたね。 しかしヤマトは必要悪の波動砲を常用するようになってしまいます。 現代に目立つ言動の不一致は、この頃から始まったのかもしれませんね。 さらにヤマトは生き物を波動砲で大量虐殺しつつ、同じ生き物が虐殺された残骸を見て怒るという、自己中心的な愛の考え方すら出てくるのです。 しかし宇宙戦艦ヤマトの後半になると、地球人類愛や男女の愛に視点が移ります。 旅にくじけそうになるときは、地球で苦しみながらヤマトを待っている人々を想像して、それを助ける為の人類愛を力とします。 ガミラス決戦後では、自分が絶滅させてしまったガミラス人を思って涙します。 そしてイスカンダルでは古代守とスターシャ、最終話では古代進と森雪の恋愛が描かれるのです。 沖田艦長の命を受け継いだかのような森雪の生き返りも、人類愛と輪廻転生という日本らしい考え方を上手く表していましたね。 このように宇宙戦艦ヤマトでは、幅広い意味での愛が描かれていたのです。 若干矛盾や自己中心的な部分もありますが、全体としては愛によって人は生きていけるということを表現していたのです。 沖田艦長の考え方には、日本古来の道徳や生き方が効果的に表現されていましたね。 叱るべき時はきちんと叱り、見守るべき時は失敗しても手を出さず、古代が聞きに来て始めて方針を示すという、人を自立・成長させて一人前の大人になる過程をも、しっかり表現していたのです。 最近の過保護な親は、沖田艦長の態度を見習うべきなのかもしれません。 そして独特の宇宙観も、宇宙戦艦ヤマトの特徴といえるでしょう。 キーワードとしては当時最新の宇宙に対する考え方からヒントを得ているのですが、その内容についてはまったく独創的です。 詳しく知らない・考えないことが、逆にストーリーの独創性や自由さを広げる要因となっているのです。 宇宙の中で大気のある海と同じような行動が可能だったり、波動砲発射の制限が回毎に変わったり。 大気に酸素がないのに海から浮上して酸素を取り入れようとしたり、大人になって考えてみるとすごい矛盾だらけです。 ちょっと宇宙に詳しい人なら、さらに沢山の矛盾を発見できます。 それでもストーリーとしての面白さにおいては、シーンを盛り上げる効果として逆利用しているような印象すらあります。 宇宙戦艦ヤマトは理性的に考えてストーリーを制限するより、盛り上げる為のシーン作りを最優先したことで、見て楽しいワクワクするアニメに仕上がっていたといえるのです。 宇宙戦艦ヤマトには、現代なくなりつつある、日本古来の良い考え方が沢山詰まったアニメなのです。 道徳観や愛のあり方においては、現代にこそ必要なアニメといえるのではないでしょうか。 第26話 << 宇宙戦艦ヤマト ![]() 「昔のアニメ再発見」へのリンクは自由で、連絡も必要ありません。ぜひ、みんなに紹介してください。 |
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