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  機動戦士ガンダム 見た後に
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 機動戦士ガンダム


   第43話

   見た後に



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機動戦士ガンダム 見た後に


機動戦士ガンダム をすべて見た後の感想です。

戦争や宇宙のリアリティーを取り込んだアニメとして有名なのですが、じっくり見てみると古さや矛盾点も一杯あるようです。
そもそも、宇宙でザクがグリーンである意味はほとんど無いはずです。
黒いリックドムのカラーの方が宇宙では目立たないはずでしょう。

宇宙でカタパルトは要らないはずです。
重力がないところを、無理に重力を作ってのカタパルト発進は、無駄すぎます。
塩がないって、戦国時代じゃないんだから、食料がないならまだしも・・・

Gファイターは、完全にアニメ向きの装備でしょう。
戦いの最中に合体することは、格闘戦が主なモビルスーツにとっては、危険が大きすぎます。

このようにじっくり考えていくと、実は色々と矛盾を感じる点も少なくないのです。


実は機動戦士ガンダムの最大の魅力は、人の成長と大人の行動をしっかり描いていたことなのです。
ブライトに殴られ、脱走しながらも戦士して成長したアムロの姿や、悩みつつも艦長として成長したブライト。
アムロに追いつけないことを悩みつつ受け入れていくハヤトなど、人間の成長をしっかり描いているところが大きな魅力なのです。

軟弱な主人公というところも、画期的といえそうです。
頑張って成長するドラマは数多いのですが、軟弱そうな主人公は機動戦士ガンダムが最初といえるのではないでしょうか。
それが戦いや人間関係の中で大きく成長していく姿は、後のアニメに大きな影響を与えています。
かっこいい男が、強い男からスッキリしたスマートな男に変わっていく、時代の流れがあったのかもしれません。


機動戦士ガンダムでは、恋愛でも出会いと成長がありましたね。
幼馴染のフラウボウはだんだん付き合い方が変化していますし、マチルダとの出会いで恋に目覚め、ララアで心の交流で覚醒するという具合です。

ブライトはミライを見守る奥手ですし、遊び人風のスレッガーは意外に理性があったりします。
一番恋話が多かったのはミライだったという、ちょっと意外な設定もあります。
内縁の妻ハモンが出てきたり、カイにはスパイのミハルが出てきたり、子供のアニメらしからぬ内容の恋愛模様も含めて、さまざまな恋愛が描かれているのです。


そして機動戦士ガンダムでは、大人の世界もしっかり描いていました。
シャアでは、ガルマに対する非情さや、大人としての立ち回りをしっかり描いています。
ガルマの死を戦争に利用するギレンは、最終的には親まで殺してしまいます。
その裏では独自の動きをみせるキシリアは、ギレンとは違った独立勢力を築くつもりで行動していましたね。

逆に職業軍人とも言える、ドズルの豪快さや、ランバ・ラルの意地と心意気は、かなり古い日本の魂ともいえそうな見事さです。
リュウやスレッガーもしかりです。
ホワイトベース内部はほとんど感じませんが、軍規もしっかり描かれていました。
セイラとシャアの驚きの設定は、ちょっとやりすぎ感もありますが、大人としての大きな悩みを表現しています。

大人になるために必要な道徳や決まりごとをしっかり描いて、子供に諭すような内容とすらいえそうなのです。
その真面目さが、最近では逆に逆で使われてしまっているところは、残念な気もします。
当時の非常識 親父にもぶたれたことないのに、が、現代では常識になってしまっているのです。


機動戦士ガンダムは、大人の世界を子供に教えるところが画期的なアニメだったのです。
戦争のリアリティーなどは、現代から考えれば矛盾が多すぎます。
それ以上に、人の成長と大人の世界を知ることに主眼を置いた作品だったといえるのです。
作者の意図とは違うかもしれませんが、結果的に、子供に大人の世界を感じさせてくれたようです。

そのために、中学生・高校生にも見れるアニメだったと言い換えることも出来そうです。
機動戦士ガンダムは、アニメを見る年代の幅を広げた、画期的な作品だったのです。



    



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